- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2001/06/21
- メディア: DVD
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映像作品としては評価できない。どうしても、溥儀の人生そのものしか見えない。
人と成ることが困難だった時代。
目まぐるしく動く時代に、あっちに投げ出され、こっちに押し流され、苦しんだのは下の者だけではないのだ。ひどいことをした人も、された人も、時代という強い鎖に繋がれて、身動きができないままにそうしている。勝者だと思われた人間が、次の瞬間には敗者になり。社会の動きとは残酷なもの。だってやられっぱなしは誰だっていやだもの。
溥儀とアーモの別れのシーンがすきでした。She's my butterfly. かっこいい。
坂本龍一の音楽が神すぎます。それだけ聴いたときは、うん、、って感じだったけども、作中で聴くともうこれ以上ありえないくらい素晴らしい曲。
すぐれた映画音楽って、その曲だけで作品そのものを語りつくしているみたいな曲のことを言うのではないだろうかと。