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誠に勝手ながらデスキャブ・ベンさまのラジオインタビューをまとめさせていただく #5

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Death Cab For Cutieのギターボーカル、ベンさまことベン・ギバードPodcastインタビュー和訳。いよいよ第5弾まできました。 

(第1弾はこちら)

www.fusakonoblog.com 

 

実はもうデスキャブの最新アルバムが発売になっています。

 

その中からの一曲…"Autumn Love"

日本版アルバムには、ボーナストラックとしてこれのデモ版も収録されています。

サウンド面では前作からもずいぶん変わったけど、この曲は従来のデスキャブの「切ないメロディで優しく絞め殺してくる」感が健在で嬉しいです。まさにキリング・ミー・ソフトリー

 

さて、本題です。ベンさまがコメディアン、ピート・ホルムズPodcast番組に出演され、こちらに公開されています↓ 

You Made It Weird #402: Ben Gibbard | Nerdist

 これをガシガシ和訳していこうというのがこの連載の趣旨でございます。

 

まとめをお読みになる前に、注意事項です:

・ただのファンが、ただただベンさまへの愛だけで誰にも断りなく勝手にやってます。

・ラジオ音源はネットで無料公開されてるので違法行為にはならないと思うのですが、偉い人から怒られたらすぐに消します。社会的に抹殺されたくない。

・一言一句の書き起こしはさすがにしんどいので、つまみつまみでトピックごとにまとめます。全文くまなく読みたい!という方はしかるべきところに発注してください。

・とか言いながら、愛が止まらずキュッとまとめられません。長文でごめんなさい。

・日本語として違和感なく読めるものを目指そうと思います。直訳ではなく、かなりの意訳になってますのでご了承ください。

・そこまで英語に自信があるわけではないので、ベンさまが本当にこんなことを言ってるのか信じるも信じないもあなた次第な感じでお願いします。番組を聞いた方で「ここは違うよ」とお気付きの方がいらっしゃいましたら、コメントください。

・繰り返しますが、ベンさまへの愛だけでやってますんで、それだけほんとご理解ください。

 

今回はゴシッピーな話題に斬り込みます…そう、ベンさまの前妻ゾーイー・デシャネルとの離婚話です。そう、あの全てのサブカル男女を骨抜きにした「(500)日のサマー」のヒロインです。

インタビュアーのピート自身も、離婚経験者(今では奥さんとラブラブです)。バツイチの2人だからこそ語れる、離婚とは、そして結婚とは。 

 

以下、緑字がベンさまです。

 

#5 離婚してわかったこと

(1:17〜:)

 

ー 離婚は、一つの「死別」

ピート:ベンの曲にはとんでもなく悲しいものがあるね。「Black Sun」とか。あれはどうやって書いたの?

 

ベン:僕はプラスにしろマイナスにしろ、日常での感情や経験を歌詞に反映したりしてるよ。例えば離婚経験がある人だったらわかると思うけど、離婚はすっごくキツかった。ある意味、死別みたいなものだっていうよね。

 

ピート:確かに「離婚の悲しみは死別と同等だ」ってよく言うね。

 

ベン:一つの「概念の死」でもあるからね。自分が選んだ人生の道が、一つ潰えるわけだし。

それに僕の場合は、一般の人の離婚よりも「公の離婚」だったから。

 

ピート:奥さんが有名人だって知らなかったよ。びっくりした。

ビルボードのインタビューでベンがいいことを言ってたよね。「人は僕の歌詞であれこれ勘ぐるかもしれないけど関係ない、自分はただ切ない歌を歌うだけだ」って。

 

ベン:僕の古い友達の一人にジェニー・ルイスがいて、僕が一番弱ってた時に相談したんだ、「どこまでこの悲しみを歌で表現していいの? いい塩梅ってどこなの?」って。そしたら「バカ、手加減するな。どん底まで落ちるんだよ」って言われたんだ(笑)その時は、まさにそうやって背中を押してくれる一言が必要な時だったね。

 

相手がそれなりに有名な人で良かったのは、離婚したのをみんなが知ってるってことだね(笑) 道で知り合いに会って「よっ、最近どう?」「離婚したんだ」「マジかよ」って言って回らなくていい。

 

ピート:それはあるね。今はもうないけど、僕はあまり離婚したことを公にしてなかったから、離婚して5年も経ってるのに「奥さん元気?」なんて聞かれて「まぁ元気だよ」なんて答えたりして…(笑)

 

ベン:なるほどね(笑) なんか、希望の光みたいに見られない? 「持ち直してる?」って聞かれて「なんとかね」って返したりとか「すばらしい奥さんだったのに、失ってからどう?」って聞かれたりとか…。

 

ピート:奥さんが有名で、良くないこともあったでしょ?(笑)

 

ベン:んー、でも僕はそんなに道で声をかけられることはないし、声をかけられる時はたいてい僕の曲を知ってる、ファンの人たちだから、そんなに嫌なことはなかったかな。

 

ピート:そうか。過去のバンドとかで有名人同士のカップルだった人の自伝を読むといろいろ書いてあるんだ。君たちの場合も2人とも有名人でミュージシャンだよね。

 

ベン:まぁ、僕は自分で自分をあまり「有名」とは言わないけどね。でも奥さんが僕より格段に有名だから、冗談で「僕は超有名だけどね!」って言ってツッコまれることはあるよ(笑)

 

ー 結婚の秘訣は「飽きる」こと

ピート:そこを聞いてもいい? 結婚したこともだけど、どこで道が変わってきたかも気になるんだ。ゾーイーもすばらしいミュージシャンだし大人気だけど、生活スタイルは合ってたの? ごめんね、ゴシップをやりたいわけじゃないんだけど、僕も経験者だから気になるんだ。

 

ベン:もう10年前だからいいよ。

結婚していたのは2年間で、その前は1年半くらい付き合ってた。

当時はとても楽しかったよ。でも一つ失敗があったとすれば、結婚する前には「飽きる」ことが必要だったんだよね。

 

ピート:ビル・マーレーも言ってたね、「世界中を旅してからにしろ」って。

10年前といえば、人生もワクワクしてた時でしょ。バンドも成功して、すばらしい女性がいて、無敵ゾーンに入ってたんじゃない?

 

ベン:無敵ゾーンとまでは言わないけど、エンタテイメントの世界でやってる人って少なからず、生活が不安定じゃない。ツアーで知らない国に行ったり、良いライブの日も悪い日もあり、ベースとの喧嘩もあり…今になって思うと僕の場合は、そんな中でとにかく早く安定を手に入れたいと思ってしまってたんだね。周囲は目まぐるしく変わるけど、ここに足元を築くんだ、って。

彼女とは割と早く意気投合したのも、それを早めた一因かもしれない。周りを見てると何年も付き合ったり同棲したりして、ある程度「飽きて」から結婚する人がいるけど、僕らはそれがなかった。今の奥さんにも「飽きが必要だ」とは言ってたんだ。

僕自身とか、周りを見てても早く結婚したカップルはあまりうまくいってないね。結婚という一歩はすごく大きいから、焦ってはいけない。良いときも悪いときも経験しないと。

 

ピート:風鈴を買うときが、結婚しどきなんだよね。風鈴を2人で買う段になって、「そろそろ結婚する?」ってなればいいんだ(笑)

 

 

ー LAは「僕の居場所」じゃなかった

ピート:僕は今の奥さんが本当に好きなんだ。でもそれは、好きで好きで夜も眠れないとか、彼女がいないと気が狂っちゃうっていうタイプの「好き」じゃなくて、そこにある種の安定感があるんだよね。

何かの死をきっかけにとか、変化をきっかけに結婚したりする人もいるよね。自分を失いかけたときに2人で手と手を取り合ってこの戦場を駆け抜けよう、みたいな。

 

ベン:そうだよね。僕も当時はすごく好き合ってたし、そのことにお互い自信は持ってたけど、だんだんといろんなことが複雑になってきて…彼女はすばらしい女性だよ、そうなんだけど、例えば僕はアメリカ北西部の出身だから、LAで結婚生活をしていても、LAは遊びに来るのは好きだけど住むのはそんなに好きになれなくて。

 

ピート:すっっごくわかる…! 僕もね、前の奥さんとの間にはたった一つしか問題はなかったの。それが、奥さんは「田舎生活っていいよね?」僕「え、あーー…」ってなることだった。

単純に出身が違うからLAに馴染めない、それだけのことなんだよね!

 

ベン:そう。決して僕は無理やりLAに住まされたわけでもないし、当時は喜んでLAに引っ越したんだけど、でも離婚したら即行でシアトルに帰った。

 

ピート:僕も全く同じ! 前の奥さんに「私と別れたらブルックリンに住めるよ」って言われて、図星だった。それが、僕の心のつっかえの一つを取り除く要素だって完全にわかってたんだ。

 

ベン:僕はLAに引っ越したそのときに「またこのハイウェイを通る気がする」って予感があったんだ。準備ができてなかったんだね。

離婚という悲しみや失敗が押し寄せてきて、LAを出てシアトルに車で帰るとき、自分に残ったものだけを抱えて「家に帰ってる」って感じたんだよね。「そこが家だった」って。そう気づいたときに、すごく気持ちが楽になったんだ。

LAはすばらしい場所だしすばらしい人もいるけど、ただそこは僕にとって「家」ではなかった。

 

ピート:ベンの歌の中に「Beauty in the failure」って歌詞もあったね。

そうやって、人生で何かを「削ぎ落とした」ときって、自分の「持てるもの」を意識するよね。人生にはいろんな楽しいことがあるけど「自分自身」は何かって。僕に必要なのはこれだけだったんだ、あれこれは要らなかったんだ、って。

 

ベン:そう、LAから帰るときになって、車のトランクに詰め込めるだけの「自分にとって本当に大切なもの」を整理できた。それはすごくいい経験だったよ。

そこからは、むやみにパーティーに出たりしなくなった。人間関係も整理してね。

LAでは面白い集まりがたくさんあったんだけど、なんていうか…それって人脈を作るために集まる場でもあるからさ…

 

ピート:そういう場ではみんな、人と話しながら他の人を探してるよね(笑)

 

ベン:そう、そうなんだよ!(笑)みんな話しながらチラチラ目線を動かすの。

でもシアトルに戻ってきて、あるパーティーで知らない人と話してて、たった30秒で相手と繋がれたときがあった。相手はチラチラ目線を動かさないんだ。その瞬間、「帰ってきた」って思えたね。その時が「僕の居場所はここだ」って思った2つ目のポイントだったかな。

もちろんLAはすばらしい街だし、すばらしい人がすばらしいことをしてるんだけど…

 

ピート:もういいよ、

正直に言っちゃえよ、「あんなところクソだ!」って(笑)

 

ベン:もう言い尽くしたからいいの(笑)

  

ー 第5弾、以上 ー

 

「飽きることが必要」。離婚経験者の2人が語ると言葉の重みがすごい。

 

このインタビュー当時は、まだ新アルバム発売前でした。

前作のアルバム「Kintsugi」のリードトラック的扱いの「Black Sun」。このアルバムには別れに関する曲がいくつかあって、てっきり元ギター兼プロデューサーのクリス・ウォラのことを歌ってるのだと勘ぐるファン心だったのですが、 離婚というのも未だに歌詞の中に出てくるほど、ベンさまにとっては大きかったんだなぁ。

 

元ネタのPodcast、リンク再掲↓

You Made It Weird #402: Ben Gibbard | Nerdist 

 

 

 

 

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