Facebookに書いたんですが、こちらにも転載しておきます。
樹原涼子先生というピアノの教え方を開発されている先生がいらっしゃいまして、私の漫画を見ていただいたのがご縁で、先生の連載やコンサート告知のイラストを描かせていただいたりしています。
「ピアノランド」という教本シリーズを作られている方です。
本日はその先生の公開講座に。大阪に来られることは滅多にないので。
ピアノの先生向けの講座で、私はピアノは早々に諦めてしまったクチなので完全に門外漢なのですが、そんな私でも目から鱗の連続でめちゃくちゃ学ぶことが多かったです。
以下、Facebookに書いてた内容の転載です。SNSだといつか流れて消えてしまうと思うので、日記的にこちらにも記録。
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先生のセミナーもコンサートも、脳みその普段使わないところがパカーーーと開くので気持ちがいいです。音楽聴いてたりして「なんか好き/心地良い/アガるんだけど、なんでかわからない」と思ってたこととか、疑問にすら思ってなかったことがどんどん構造化され言語化されて、なるほどぉぉぉぉってなる。
音楽って、数学と同じで「言葉」ではないもう一つの「言語」だと私は思ってます。言葉の世界に美しい表現があるように、数学の世界に美しい数式があるように、音楽の世界にも美しい旋律がある。(絵にも美しい表現はあるけど、記号によって伝搬させ再現されるという点で、絵はちょっと範疇外で音楽・数学・言語は近い仲間だと思う。)
私は数学は歩み寄りが足りなかったし音楽は鳴かず飛ばずですが、それぞれのセンス・オブ・ワンダーは感じ取れるつもり。
でもそれって、ただ生活しているだけでは触れられる機会はなかなかなくて、こういう場で諸先輩がたの解説を拝聴すると、世界や宇宙の成り立ちとか歴史とか人間の築いてきた&気付いてきたものに驚き、視界が開けます。
そんなセンス・オブ・ワンダーに日々触れながらピアノを学べる今の子供たちが羨ましい… ほんとお子さんにピアノ習わそうかなって方はぜひ一度見てみてほしい…
もちろん合う合わないはあるし、一口にピアノと言っても目指す方向はそれぞれなので「絶対!」とは言いませんが、仕事をするにしても人を指導するにしても生きていくにしても役に立つエッセンスがどばどば出てきてジューシーな時間でした。
昨日シェアした先生の演奏、
クラシックの演奏は多少なり聞いてきたのになんでこれにこんな感動するんだろうと思ったら、今日お話聞いてわかったのは先生ご自身が「聞く人」の1人だからなんだなー、と。
演奏家って一般的にはお客さんと対峙して「届ける側・見せる側・楽しませる側」でパフォーマンスすることの方が多いと思うんですが、先生はそう感じさせないんですよね。あくまでピアノが発する音が主役で、演者の存在感を感じさせない。それは、演奏する側が「届ける側」ではなく「聞く側」の中の1人として、その音を味わって楽しんでいるから、そこに観客としての自分とのシンパシーが生まれるんだろうなぁ、と。
よくドラム叩いてるって話をすると「ストレス発散になりそうだね」と言われることが多いし実際発散になるんですが、でもそれは物を叩くからとか体を動かすからではなく「自分の音に酔いしれるから」というところに行かないといけないなぁーと。
「旅するトナカイ」についてもたくさんの方に知っていただけて、本当にありがたい限りです。描く作業ってどんどん苦しくなるんですが、今日みなさまにいただいたパワーを糧に、前向きな気持ちでまた原稿に向かえます。
ところで音楽系の投稿する時いつもそうなんですけど、音楽関連の絵文字ってモノクロで地味になってしまいますよね。なんか可愛い感じにならんもんかいな。
♪の色違いとかあっても良さそうなのに、ルンルン感を♪で表すのって日本だけなのかもしれないな、という新仮説。
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以上です。
樹原涼子先生が気になった方はこちらからどうぞ。
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北欧ひとり旅「白夜旅行記」はこちらからお読みいただけます。
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夢でコミケ当日でした。タイ編はなぜか5冊だけ持ち込んでいました。何も準備ができていませんでした。
— 旅するトナカイ*11/9-10 手作りフェアin広島 (@fusakonomanga) 2018年11月21日
がんばります。
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ブログで公開しているマンガの他に、オマケの4コマ、写真等追加しています。
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