もうすっかり年末ムード、本日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。
私にとって年末はちっとも休まる時ではない、むしろピークエンドを迎えるくらいの気持ちです。そう、冬コミです。
私のように「興味はあるけど初心者でよくわからない…」という方も多いのではないかと思うので、お知らせがてら簡単にですがご案内を。とはいえ私もまだまだ経験が浅いので、詳しくはネットを漁れば初心者向けハウツーはたくさん出てきますし、先輩方の知恵をご参照ください。
そもそも、いつなん?
明日から3日間、12/29(土)〜31(月)という年末も年末、これ以上の年末はないというくらい年末に開催されます。
会場は東京ビッグサイト。逆三角形2つのやつです。
品川からアクセス良くて関西人には嬉しい。
交通アクセス | 交通アクセス・駐車場 | 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
今年の話題の豊洲とかも近いんですね。
参加スケジュール
「旅するトナカイ」は3日目、12/31(月)大晦日にお待ちしています。
配置は西2地区 “こ” 30-bです。
初参加の方に注意していただきたいのが、コミケは「3日間それぞれジャンル・参加サークルが全て異なる」ということです。私も実際コミケに行くまで知りませんでした。
「あのジャンル見てみたいな〜」「あの作品の二次創作に興味あるな〜」「あの人の本が欲しいな〜」とお目当てがあるなら、該当ジャンルやサークルさんの割り当てられている日程をご確認ください。
それから「配置」について。いわばサークルがテーブルを構える番地のことです。
暗号のようですが、まず「○地区」というのが、ビッグサイト内の大きなお部屋のくくりです。大きく分けて「東地区」「西地区」があり、その中でさらに数字で仕切られています。これは会場にでかでかと掲示されているので行けばわかるはず。
「こ」などの文字は、テーブルの列。私の場合は、西館の“こ”列の30番、という番地にいます。最後の「a」「b」は長机を半分に分けて使うときの左右の違いなので、列と番地までわかればお目当てのサークルに辿り着けるはず。
私は「旅行」ジャンルで参加しているので、周りのテーブルもみなさん海外旅行系で固まっています。プチ万国博覧会って感じで楽しいです。その周囲には「国内旅行」や「グルメ」、ある意味たしかに近しい「鉄道」系とか「乗り物」系など。会場外側にはちょっと大人向けなサークルさんもたくさんいらっしゃるので、お子様連れの方はご注意ください。
詳しい配置は「カタログ」で確認できます。
本とWEB版とありますが、恐ろしい数のサークルを掲載したカタログなので、めっっっちゃくちゃ重たいです。WEB版はこちら。
お品書き
・新刊「春のタイ 水かけ祭り ひとり旅」¥1000
・「白夜旅行記 〜フィンランド・ノルウェーひとり旅〜」前・後編 各¥900
・トナカイワッペン トレーナー&デニムシャツ ¥3000
・暗い夜にはピカピカのトナカイさんが役に立つのさ反射板チャーム ¥500
・旅するトナカイ ポーチ ¥1000
・旅するトナカイ Tシャツ ¥2500
漫画はそれぞれどっさりお持ちするので、そうそう売り切れないはず…昨年はお昼過ぎに完売して、事前にチェックしてくださっていた方にお渡しできなかったり…と申し訳ない思いをしたので、今年は強気に持ってきます。
グッズは少量だけの予定なので、お目当てがある方はTwitter等で予約していただければ確保いたします。
初めての方へ…
コミケは毎年メディア報道などで見て、なんとなく知ってる方も多いかと思います。
私は会場や規模的に「フェス」的なものをイメージしていたのですが、実際に行ってみるとあくまで「即売会」ーお買い物をする場所という雰囲気でした。出店やステージショーがいっぱいあって、あれこれ見たり飲み食いしながら一日中過ごす…というよりは、お目当てのサークルやコスプレイヤーさんを見て回って買いたいものを買ったら帰る、って感じです。なのでエンターテイメント性や楽しませてくれることを期待して行くと、イメージと違う…ってなるかもしれません。
むしろ報道だけでは分からないコミケのすごさは、とにかくジャンルが幅広い。二次創作だけをとっても、二次元だけでなく映画や実在の芸能人など「えっそんな題材まで!?」というカバー範囲があり、人間の想像力の限界のなさを感じます。そして二次創作はコミケのほんの一部で、オリジナル作品もありますし、小説、写真集、フィギュア、雑貨、ゲーム…など、あらゆる創作意欲を受け入れる器の大きさが感じられます。
この何万人という方々の、創作意欲の発露…作るものもスタンスもそれぞれですが、何かを作る・作りたいと思っている人間としてここまで大勢の方がここまで行動に移している様を目の当たりにすると、腹にズシッと来るものがあります。
とはいえ「オタクの祭典」に対する世の中の偏見がまだまだあるのも事実。コミケ参加者はマナーやルールをしっかり意識して「このイベントを守っていこう」という意識で参加されています。コミケが出展者・来場者をともに「参加者」と呼び「お客様」はいない、というスタンスを取るのはそういうことからです。
その他の初心者向けご案内
私がコミケに参加して驚いたこと、知っておきたかったことをご紹介しておきます。
・いつ、どのジャンルがあるの?
→こちらのページの下の方に一覧表があります。
概ね、マンガ・アニメ題材系が明日(1日目)、ゲーム題材系が2日目、男性向けのジャンルや情報系が3日目です。
WEBカタログで目当てのジャンルの配置を確認して、あとはその場で気になったサークルさんを見る…というのでも楽しめます。
・何時に行けばいいの?
→午前中に行くと大行列なので午後に行った方が平和ですが、しかし人気サークルさんの作品が手に入れたければ早く行かなければならないのも事実…参考の時間が公式に載っています。
https://www.comiket.co.jp/info-a/C95/C95info.html#N230
・服装はどうしたら?
→今年は大寒波らしいですね。特に会場は埋立地にあるので海風がヤバい。
でも会場を歩いていると、人が多いのでだんだん暑くなってきます。着脱可能な服がおすすめです。
何万人という人が詰めかけるので、ほとんど座れる場所はありません。居座るつもりではなく前述の通りあくまで「お買い物」をしに来るつもりで、歩ける装備でお越しください。
・ トイレ事情…
→日によって男女比が異なるので、トイレに行列ができる性別が変わります。
マンガ・アニメ系はBLも多いので参加者は女性率が高く、女性トイレが並びました(まぁ大体のイベントで女性トイレは行列するので、慣れたもんです)。翻って3日目は男性率が高いので、女性トイレは驚くほどスイスイ。
会場は歩くと暑いですが立ち止まると寒いので、トイレ対応はお早めに。
・サークルさんからものを買うには?
→大きく3点押さえておけば大丈夫だと思います。
①見本誌…多くのサークルさんが、本の中身を見れるように1冊サンプルを置いてくれています。多くの方がまずは見本誌を見るので、遠慮なく見てください。もちろん、見本誌を見てから「やっぱやめとこう」もよくあるので、触ったからには買わなきゃ!とまでは思わなくて大丈夫です。合言葉は「見本誌 拝見してよろしいでしょうか」。
②お釣り…コミケでお買い物をされる方のすごいところは、とにかくピッタリ払う。何万人が買いに来るなか、サークル側もお釣りを用意するのに限界があるので、買う側も配慮して小銭を用意しておく…という伝統です。もちろん小銭が切れればお札で払う場合もありますが「店員がお客様のためにお釣りを用意していて当然」とは期待せずに臨みます。
③カバン…コミケ参加者の方は買ったもの(戦利品)を収納するため、各自トートバッグ等を持参しています。たくさん買う方は、各サークルでいちいち袋をもらっていたらかさばる…というのもあるとは思いますが、これもお釣りと同様、買う側のサークルさんへの配慮だと思います。サークルさんから本を買ったらカバーや袋はなく、そのまま手渡されるのが普通なので、荷物とごっちゃにならないようサブバッグやエコバッグを持って行くと便利です。電車とかで中身をぶちまけるリスクもあるのでボタンやチャックが付いていると安心…。
・下調べをするには?
→多くのサークルさんがTwitterで作品のチラ見せやお品書き告知をされています。
ハッシュタグ検索で「#C95」「#コミケ2018」「#冬コミ2018」などで検索してみてください。
以上、いろいろ書きましたが、私もまだまだコミケ入門者です。
ここ1年、コミケ以外にも様々なイベントに参加させていただき大体の雰囲気が掴めてきましたが、きっと常連の方々から見ればまだまだなところも多いはず…。
しかし新しい人たちが入ってきてくれてこそこういう「場」は存続できるので、少しでも「参加してみたい」という方の背中を押すことができていれば幸いです。
昨年のレポート漫画、あります
ご参考にどうぞ。www.fusakonoblog.com
それでは皆さま、会場でお会いしましょう!