それからぼくは、図書館にではなく「D-105」の棚に、通うようになった。 そこで出会った少女は、名前も学年も分からなかったが、よほど本好きなのだろうか、世界中の古い話ばかりを知っていた。「D-105」の棚に収まっている本は全て目を通したらしい。彼女の…
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