- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2001/12/21
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トルナトーレ氏の破壊衝動が、こんどは女に向きましたよ。
モリコーネにしては音楽にパンチが無く、音よりも話や映像そのものに目が行ってしまう作品だったけど、そのおかげではじめてちゃんと「ジュゼッペ・トルナトーレの作品」として映画を観られました。
相変わらず見せ方は、めっちゃ上手!ってわけではないけれど、しかし心に刻み込むものを作るひとだ。
彼の作品は(今まで見た限り)すべてひとの「人生」を軸にしていて、そこがわたしの心にはじんわり広がるのかもしれない。今度は、主人公の少年とマレーナの二人分の人生を描いているから、さらに。
中盤まで「どうやって終わらせるんだろう…」と思っていて、クライマックスではえええええええええって感じでしたが、しかしまぁ一番納得な終わらせ方かなと。なんだろう彼は、「それアリ?」な展開で人を説得するのが得意なのだろうか。
なんせ15歳未満直視禁止なマレーナ役の女優の、目がなんとなく小西真奈美に似ていてキュンとした。