【雑記】1日1万歩生活をして1ヶ月

タイトルの通り、1日1万歩を歩くようにしています。

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とはいっても、自分にベタベタに甘い私のことですからストイックに毎日自分に課していたわけではありません。

きっちり1日1万歩！ではなく、15,000歩近く歩く日もあれば、その翌日は7,000歩でもまぁいっか、たまに「今日はもうマジで動くとか無理」という日は家で死亡しておく、くらいのユルさでやっています。

はじめは週に1、2日やったらあとの日はヘトヘト…という状態だったのが、週に3日、4日と増えていき、ようやく週6ペースで意識できるようになってきました。

1日1万歩歩くと、人はどうなるのか。

今までの経過観測です。

デスクワークゆえ「2駅分歩く」を必須科目に

漫画を描いたりしていると当然のように座りっぱなし生活なわけでして、そうなるとほんのちょっとお茶を取ろうとかトイレに立とうとかいうのも面倒なほど椅子とお尻が癒着するんですね。

3月は特に原稿をめちゃくちゃ描いていたので人生で一番座っていました。

脱稿したら運動する…！

そう決めていたのと、ちょうど季節も春が近づいて歩きやすくなったのも相まって、作業場までの通勤電車1駅分を歩くことにしました。

その距離がだいたい30分、5,000歩ぐらい。行きも帰りも歩けばそれでちょうど1万歩になるという作戦です。

最初はまず道に慣れていないから地図を見ぃ見ぃ歩いていたのもあって1駅歩くのもつらかったし、体調が悪い日は40分〜50分と時間がかかったりもしましたが、道を覚えてくるとかなり楽になります。今では家を出て駅に向かわず、徒歩ルートに自然と足が向くようになりました。

今日は外出するから歩数を稼げる！という日には最寄り駅まで電車に乗っちゃうことも多いのですが、最近では作業場を出たら歩かないと体がきもちわるいぐらいには肉体改造が進みました。

1週目：季節を感じる

家から1駅歩くルートは住宅地なので、よその家の庭の草花で季節を感じられます。最近は紫陽花が背丈ほどもある家を見ては「いつか庭付きの家に住んだら紫陽花を植えるのもええなぁ」など夢想します。

あと兼業農家さん？の田畑ゾーンもあるので、田んぼに水が張られるのを見て夏が近づいてきたことを感じたり。

とあるラジオのお便りコーナーで、句会に入ったという投稿者が

俳句を始めて良かったのは、季節の変化が楽しみになったこと。居酒屋の魚でもなんにでも、生活の中に季語が入っている。

みたいな(うろ覚えですが)ことを言っていたのですが、1万歩生活を始めて、電車通勤していた頃は季節を感じれる機会が少なかったなぁと改めて感じます。

2週目：しんどい日が平気になる

例えば今日はいつもより荷物が多いとか、遠くまで歩かなきゃいけないとか電車で座れなかったとか、そういう「ちょっと体力削られる日」が平気になりました。

お客さんのところに打ち合わせに行って作業場に帰ってきたとき、今までなら疲れて1〜2時間ぼーっとしていたのが、席に座るなり作業にとりかかれます。

体力ゲージが増えたというよりは、今までHP 80は残ってないとできなかったことがHP 60でも余裕でできるって感じ。なので体力使う予定の前に「温存しなきゃ」と思うことが減りました。

3週目：考えるより先に体が動く

私は兎にも角にも面倒臭がり屋で、起きるのも面倒くさい、風呂に入るのも面倒くさい、化粧するのも面倒くさい、「一旦Twitter見よう」とスマホに逃避しては無為な時間を過ごしてしまうタイプだったのですが、そういう無駄時間かなり減った気がします（今でも無為にスマホに逃げがちではあるけど）。

これまでは「さあ…立つぞ…立って…風呂に…行くぞ…！」と念じても念じても体が動かず、1時間ぐらい経って「いよいよもう動かなヤバい」と切羽詰まってから動く自堕落ぶりだったのが、1万歩生活で体が動くことに慣れてくると不思議なことに「面倒くさい」という気持ちが身体に伝わる前に、身体はもう動いている。

朝なんかは特に低血圧で動くのがしんどいことは多いのですが、家を出た時に「あー今日は1駅歩くのサボっちゃおっかなー」と考え始めた頃には既に足がスタスタと徒歩ルートに向かい始めているので、「あーあ、サボり損ねちゃった」と歩かざるを得ない。身体が気持ちを引っ張っていく感じです。

4週目：目を休める時間

しばらくやっていて気づいたのですが、歩いている時間はスマホやPC画面から目が解放される貴重な時間です。

どんどん身体が慣れて、同じ距離でも歩く時間自体は短くなってはいるのですが、これに気づいてからは意識的に遠くの景色を見たり、緑を見たりして目を休める努力をしています。あえて一日2駅分ではなく3駅くらい歩くようにしてみたり。

と言いながら、きつい日差しを見るのが目に悪いという説もあるので、必ずしもしっかり休められているかは微妙なんですが、近い距離で画面を見るばかりではなくなる、というのはいいことなんじゃないかと自分に信じ込ませています。

でも痩せない

痩せない。全く痩せない。

いや、歩いてない時よりは明らかにむくみもマシだし本来ならもっとひどいことになっているのを抑えられているんだと思うんですが、歩いたからといって今まで落ちにくかった脂肪がみるみる落ちるなんてことはない。

とあるアプリによると1万歩の消費カロリーはなんと生春巻2本分らしい。生春巻。油で揚げてすらいない生春巻。そんなんで日々のカロリー摂取を帳消しにできるわけがない。

運動で痩せるならガチのジムに行くなりワークアウトをしなきゃいけないみたいだし、食事制限とかも組み合わせないとそう簡単に体型は変わらない。

とはいえ、ちょっとの距離を小走りするとか、駅の階段を使うとかのハードルは今はかなり下がっているので、総合的に活動量が上がっているのは間違いないです。

あと食事制限でもストレッチでもなんでも、「それだけ」をやればいいのではなくいろんな健康的な取り組みを組み合わせないと効果が出ない、というのが通説である時に、そのうちの一つとして既に「歩く」というカードが手札に加わっているのは絶対にプラスにはなっているはず、と自分に言い聞かせています。

とりあえず1ヶ月の経過報告は以上です。

ちなみに最近、うちの実家から「おからパウダー」が送られてきたのでヨーグルトに入れて食べています。

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— 旅するトナカイ 5/26 関コミK-16 (@fusakonomanga) 2019年5月29日