後厄・八方塞がりによるパリ・ベルリン・コペンハーゲン女ひとり旅
本当の最終回です。
あのあと1ヶ月ほどで保険金が無事におりたのですが、更なる後厄パワーによって歯茎を著しく痛め、2週間くらい寝込んでいたのでご報告が遅くなりました。まだ治療中です。みなさん、後厄ってすごいですよ。隔月。隔月で災厄が降りかかる。これからという方は気をつけてください。
目次
あらすじ
パリからベルリンに向かう深夜列車でスーツケースを失くした。けっきょく荷物は見つからず、スーツケースや洋服は代わりのものを購入。
帰国後、クレジットカード付帯の無料海外旅行保険(携行品損害)を請求したのだ。
発端の事件について詳しくはこちら↓
保険金請求の手続きはこちら↓
【1ヶ月後】請求明細の確認電話
書類を提出してからちょうど1ヶ月。
三井住友海上からSMSメッセージが。
明細について質問があります。ご都合の良い時間をお知らせください。折り返しご連絡いたします。
担当者 〇〇 電話番号
翌営業日に電話をかけると、担当者の方から折り返しの電話が。(こちらからかけた電話だと電話料金がかかるので、わざわざ掛け直してくれる。)
失くしたもののうち、あまりにも古くていつ買ったか・値段がいくらだったら分からないものを空欄で提出していたので、ざっくりでも良いから埋めなければ損害を算出できない、とのこと。
項目を一つずつ読み上げてもらい、購入時期と金額を伝える。
それから、スーツケースを失くした後に購入したものの一覧表&レシート一式をどっさり送っておいたのだが「そういうのは補償対象外」とのこと。
要するに失くしたものの価値を算出して、そのお金を返してくれるというものらしい。
保険に詳しい夫にも聞いてみた
夫が仕事で保険を扱うこともあるので、聞いてみた。
「携行品損害の補償は基本的に『失くしたもの分のお金をあげるので、それで代わりの新品を買ってくださいね』というもの」だそうで、「新しく買ったものの金額を補償するものではない」そうだ。
…おや…? ↓の動画で「衣類は買っても補償される」と言っていたのは…?
夫によると、おそらく旅行代理店のサービスで「ロストバゲッジ(飛行機での荷物の詰み間違い)の場合に限り、最低限の衣類の代金(2〜3万円くらい?)なら補償される」ものではないか、とのこと。
つまり「荷物を失くした保険金で高い服を買う」みたいな保険金詐欺まがいのことはできないようになったいるのだ。世の中というのはしっかりできている。おそらく色んな会社の色んな損害の上に今の仕組みが形作られてきたのだろう。歴史を積み重ねてきた先人たちに頭が下がる。
かくして、明細は無事に記入完了した。電話口でざっくりの概算金額を伝えられた。
どっさり送りつけてしまった領収書たちは無駄だったようなので、大変なお手数をおかけして恐縮ながら返送していただくことにした。私の勘違いのせいでパンッパンに張り詰めた封筒で領収書を送りつけた上にそれを返送させる(倉庫に保管されていたので探し出す手間もかけている)という最悪のヤバ顧客ムーブをしてしまった。嫌な声ひとつ出さずに快く対応してくださった三井住友海上の方には頭が下がる。
【10日後】銀行口座へ入金
ふたたびSMSにて、三井住友海上から事後アンケート回答のお願いが届いた。
…ということは、手続きは全て完了したのだろう。
口座を確認してみると入金があった。
三井住友海上 ¥83,426
なんたる寛大。
新しく買った諸々の代金をカバーできるくらいの金額をいただいてしまった。
旅行に行くときには、盗まれても惜しくないように&そもそも狙われないようにボロッボロのものばかり持っていくようにしていたのだが、まさか私の荷物に8万円の価値があったとは…。これからはより一層、携行品には気をつけようと思った。
ちなみにこの保険、1年間を通しての上限金額が20万円なので、次に携行品損害に遭った場合の補償は多くとも11万円までということになる。これからはより一層、携行品は安いものを持っていこうと思った。
以上でようやく、後厄・八方塞がりのパリ・ベルリン・コペンハーゲン旅行は終了です。
ありがとうございました。
そして、歯についての顛末もいずれごほうほふしはいほおほいはふ…。ふえ〜ふ。