嬉しいご報告です。
昨年、河出書房新社さんより出版した『はじめてフィンランド 〜フィンランド・ノルウェーひとり旅〜』が、全国学校図書館協議会の【選定図書】に選んでいただきました!
…しかし選定図書というのは世の中に公表されるものではないらしく、編集者さんからの連絡と、河出書房新社さんのホームページのこの1行でしか事実確認ができないのですが…。
エッセイコミックは一般的にも広がってきているとはいえ、旅行記マンガはまだまだマイナージャンルだと思います。
そんな本を協議会さんが見てくださっているということ、それを選定してくださることに、懐の広さというか視野の広さというか、あの名書の言葉を借りるなら「この世界の片隅にうちを見つけてくれてありがとう」状態です…。
(まだ見てない方はアマプラで見れるのでぜひ)
(先日、コミケの公式紙袋も書かせていただきましたが、その時も「えっ、いつも人気ジャンルの緩衝材だった旅行記ジャンルまで、準備会さんはチェックしてるの!?」という思いでした…人は…見てくれているのだ…!涙)
幼少期に図書館で出会う本というのは、大人になった今でも思い出の中の特別な本棚に並ぶ本です。
子どもにはまだ分からなかった話、無垢な心にはドキッとしてしまうような話、想像力を羽ばたかせてくれる話…。
特に私の世代はまだ図書館に漫画本は少なくて、「漫画である」というそれだけで手にとってみるものでした。
もしかしたら次の世代の誰かが、なんとなく手にとってパラパラとめくってみてくれるかもしれません。そこから海外に興味を持ったり、外の世界へ飛び出す一助になれば嬉しいです。外を知ることは自分を知ることであり、外の世界を理解しようとする姿勢からしか、調和は生まれないと思うので。
図書館に並ぶ名作たちからビシバシ影響を受けた幼少期の自分に、「いつか自分の本が図書館に並ぶかもしれないよ」と教えてあげたい…。
ちなみにこの本の企画の際に、子どもでも読みやすいようにルビをふりたいと思っていたのですが、それは叶いませんでした。
もしかしたら、お子さんにはまだ難しい漢字もあるかもしれません。お子さんの周りの方には、読み方を教えるお手間を増やしてしまうかもしれません、すみません。
本書は真面目な内容も含まれていますが、トナカイがドタバタしているのを笑っていただくところもたくさんあります。最初はそんなドタバタ劇を楽しんでいただくだけでも、そこから少しずつフィンランドのことを知っていただけるかもしれないので。
まだ先になるかもしれませんが、今後、全国の学校図書館さんが購入してくださったら、図書館でも手にとっていただけると思います。
図書館で表紙のトナカイを見かけた際には、パラパラとめくってみていただければ幸いです。
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「はじめてフィンランド 〜白夜と極夜 ひとり旅〜」のご購入はこちらから!
新連載「トナパカ☆スペイン」
フィンランド番外編「極夜旅行 こぼれ話」はこちら
「白夜旅行記 〜フィンランド・ノルウェーひとり旅〜」はこちらで読めます
タイ旅行編「春のタイ 水かけ祭り ひとり旅」はこちら
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— トナカイフサコ / 旅するトナカイ (@fusakonomanga) 2020年4月29日
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