私たちは生まれたときには
すべてのことを知っていた
世界のなりたち
身体のはたらき
細胞のうごめき
自分が世界で
世界が自分であるということ
私たちはそのすべてを
一日ごとに 忘れていく
世界の終わり
原子の香り
音波のかたち
知るほどに忘れて
増えるほどに失って
そうやって 私たちは ひとつずつ
世界の裏側に 落っことしていく
私たちは生まれたときには
すべてのことを知っていた
世界のなりたち
身体のはたらき
細胞のうごめき
自分が世界で
世界が自分であるということ
私たちはそのすべてを
一日ごとに 忘れていく
世界の終わり
原子の香り
音波のかたち
知るほどに忘れて
増えるほどに失って
そうやって 私たちは ひとつずつ
世界の裏側に 落っことしていく