後厄八方塞がりパリ・ベルリン・コペンハーゲン旅行
(前回はこちら)
パリからベルリンに移動する電車でスーツケースを失くした。(詳しくはこちら)
帰国してからその対応が必要になる。
身分証明証の再発行
スーツの中に、どうせ海外では使わないからと
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
を入れていた。この3つを再発行する。
まず現地警察で盗難届(事故証明書)をもらっておく。
幸運にもパスポートは肌身離さず持っていたので、これを使えば帰国後の再発行はスムーズにできる。
それぞれの窓口に電話して再発行に必要な書類を確認。それを持って各窓口へ出向く。
運転免許証の再発行
パスポートを持って運転免許更新センターへ。免許の更新以外でここに来ることがあるとは。
平日9:00〜11:00、13:00〜16:00というトリッキーな受付時間。事前に確認のため電話をかけると「時間がかかるので早めに来てください」と口酸っぱく言われたので、14時に行く。
再発行の窓口で用紙に記入し、失くした状況の事情聴取。
失くした場所が海外だと知ると係員さんは「あー…」という反応になる。通常の手続きなら「失くした免許証が見つかったら」というサイドストーリーもあるのだけど、十中八九見つかることはないのでスキップ。
再発行手数料の2,250円を支払い、その場で写真も撮り直して(そのつもりで化粧をしてきてよかった)、新しい免許証を受け取って完了。
新しい免許証番号は1回紛失したことが分かるよう下一桁が「1」になっている。恥の1である。(なので運転免許証番号を登録しているサービス等があったら、更新が必要。)
健康保険証の再発行
再発行届を所属する地域の保険協会に郵送。(会社員の方なら、会社に言えば会社が保険協会に掛け合ってくれる。)
再発行届はこちら
郵送先の一覧はこちら
保険証が届くまでの間は病院にかかれないので(かかってもいいけど全額負担になるので)健康に過ごす。
1週間後、郵送で保険証が届く。
マイナンバーカードの再発行
こちらに必要な書類は
- 顔写真付き身分証明証
- 警察届の受付番号
の2点。
身分証は、運転免許証を手に入れたのでそれを持参。(パスポートでも良いけど、パスポートは住所欄が自分の手書き(引っ越したので二重線で書き直してすらいる)で身分を証明したことになっているのが未だに腑に落ちない。)(あれって本当にあれで良いものなんですか?)
運転免許証が即日発行であることのすごさを実感。保険証よりもマイナンバーカードよりも、運転免許証の方が必需品なんですね(そらそうか)(車を使わない民なので実感がない)。
マイナンバーカードの発行事務所へ。
世はマイナンバーカードを持っていない人にどうにか持ってもらおうと国や行政が手を替え品を替え勧誘している時節なので、私が「マイナンバーカードを発行するだけでは飽き足らず2回も発行に来た再発行申請者」と知るやスタッフの方々から猛者を見るような目で見られる。
窓口で事情を説明して申請書類を埋めてもらう。この時に警察への届出番号も必要なので、ベルリン警察の届出の番号を伝える。(ドイツ語だとどれが届出番号かも分からないので、事前にGoogle翻訳で確認。)
その場で写真を撮って再発行の申請。(写真撮影は係員さんがデジカメで「チーズ」って感じで撮ってくれるのがハートフル。2枚撮ったうちから選ばせてくれるのもハートフル。)
申請してからカードができるのに1〜2週間ほどかかる。
- カードができたら「カードができた」というお知らせが郵送で届く
- 中に書いてある案内に従って「市役所にカードを取りに行く日時」を予約する
- 予約した日時に市役所にカードを受け取りに行く
というなんとも遠い道のりがある。
忘れた頃にカード受け取りの案内状が届く。
中の書類に従って受け取り日時をWEB予約。予約は1週間後以降なので、ここでまた1週間経過することになる。
1週間後の予約当日、市役所のマイナンバーカード交付窓口へ。
- 案内ハガキ
- 身分証明証(運転免許証)
- 現金1,000円
を持って市役所へ赴く。
交付の紙を記入し、改めて照会用のパスワード2種類を決めて、1,000円払って交付を受ける。
これでやっと、一連の再発行は完了!
帰国から1ヶ月。
運転免許証は即日、
健康保険証は1週間、
マイナンバーカードは1ヶ月かかった。
運転免許証は2,250円、マイナンバーカードは1,000円の再発行手数料がかかった。
なんとこの手数料、海外旅行保険の補償対象らしい。
というわけで最後の大仕事、海外旅行保険の申請である。