後厄・八方塞がりパリ・ベルリン・コペンハーゲン女ひとり旅
(後厄・八方塞がりって? という方はこちらを先にお読みください)
(前回はこちら)
連日、1万文字の長文記事ばかりすみませんでしたね…。ここからは短めになります。
5日目 日曜日 ベルリン
6:00 Berlin Zoo駅で起きる
ここで駅を降りようとするが、スーツケース置き場にスーツケースがない。
他の置き場に移動されたとか…? と思って前後の置き場を見るも、ない。
6:30 終点のベルリン東駅「Berlin Ostbahnhof」駅へ
本来はベルリン動物園駅の次のベルリン中央駅で降りる予定だったが、一駅しか変わらないので、終点まで他の車両をチェック。するが、ない。
乗務員さんに会ったのでスーツケースがなくなったことを伝えると、一緒に探してくれる。
が、やっぱり見つからないので「ホールの左にある警察へ行って」と言われる。
ははーん。
なるほどね。
私を試してくるじゃん、人生。
7:00 まずはコーヒーブレイク
さっそくトラブル発生したので、駅でコーヒーブレイク。
実践の場がこんなに早く来るとは。
駅のトイレに寄る。タッチ決済できるカードを使おうとしたが、うまく反応しない。現金で払う。(手持ちの硬貨が限られているのでハラハラする。)
トイレ代 €1(¥164)
売店でコーヒーを買い、ホールのベンチで落ち着く。ベンチにはゴミが散乱している。
コーヒー代 €1.90(¥312)
今後は電話も必要になるかもしれないので、なんとかSIMカードを使えるようにしておきたい。文句を言っていられないので駅のフリーWi-Fiに繋いで、SIMにトップアップ。
SIMのチャージ €21.90(¥3,681)
警察署に行く前の情報整理。
- 海外旅行保険の条件を確認
- 警察署での説明用に、スーツケースの写真をネット検索。MINESTOというお気に入りの旅行鞄ブランドで買っていたので検索がスムーズ。(このスーツケースはまじでおすすめ)
- スーツケースの中身の思い出し。重要なものといえば、現金(日本円とデンマーククローネ)、日本の身分証明証(運転免許証、保険証、マイナンバーカード)くらい。旅行中は必要ないものばかりなので良かった。身分証明証は帰国してから再申請すればいいし、ドイツでは悪用のしようもなさそう
- 手元に残っていたもの:パスポート、ユーロ現金4万円分、クレジットカード各種、地球の歩き方ドイツ版、防寒具、領収書、マンガの原稿、MONOPRIXで買ったお気に入りジーンズ
もう一度トイレに寄って、出発。
€1(¥164)
7:30 警察署へ
駅の構内にある警察署は閉まっていた。駅のインフォメーションセンターで警察署の場所を聞く。(いきなり英語で話しかけるのはやめようと思い、「Do you speak English?」と訊くと「A little bit.」と返ってくる。)
駅を出てすぐ左に行けば、警察署があるとのこと。言う通りに行ってみる。
ちょうど出勤したところらしく、朝食のクッキーなどを食べている警察官が2人。
入ると、英語で対応してくれる。
失くしたもの、失くした状況、中身、個人情報などを聞き取られ、警察官が紙にメモしたものをパソコン入力していく。
後輩っぽい人が私の聞き取りも電話対応も全てしていて、先輩っぽい人はずっと席で朝食を食べている。
- 身分証明書は、番号を伝えておけば警察のデータベースに登録してくれて、見つかった時に連絡してもらえるようになる
- iCloudに免許証のスキャンデータ、確定申告のシートをアップしていたおかげで、免許証番号とマイナンバーは分かった。iCloudって素晴らしい…!
- 健康保険証番号はわからないので、後日伝えるようにと用紙を渡される
- パスポートを失くしてはいないので大使館に連絡する必要はなさそうだけど、何かあった時のために大使館にメールを送っておく(大使館が宿から近くてなんとなく安心)
- SIMがまだ繋がらないので、試しに「APN情報を削除」というのをやってみたら繋がった…! 削除したらまずいやつなのかと思って躊躇っていたが、もっと早く決断すれば良かった…!
8:30 手続き完了
盗難届の書類を受け取って、終了。
そういえばクレジットカードが1枚入っていたのを思い出したので、アプリで停止・再発行の手続き。(Vpassアプリ、なんて便利なんだ…!)
ひと安心してお腹が空いたので、ケバブサンドの残りで朝食。
さて、着替えがなくなった。
下着だけパパッと買いたかったけど、駅のショップはどこもまだ開店前。宿に着いてから買い物に行こう。
9:00 イースト・サイド・ギャラリーへ
Airbnbのホストにチェックイン時間を13時と伝えてあるので、それまで時間を潰す。
ベルリンといえば「ベルリンの壁」。東西ベルリンを隔てた壁の一部が今も残されている。
ベルリンの壁に隔てられた人々の思いを今に伝える「イースト・サイド・ギャラリー」は、様々なアーティストの壁画が描かれている。
Googleマップで「行きたい場所」に保存していたのが、ベルリン東駅のすぐ近くだったので行ってみる。
思ったより壁が長い。
壁沿いに歩きながら街の様子も楽しむ。
ベンツのビル。ロゴが回っている。強者感。
(他のベンツビルでもロゴが回っていた。)
Uberアリーナ。
シュプレー川。きれい。
けっきょくイースト・サイド・ギャラリーに沿って一駅分を歩いていた。
9:50 カフェに入る
疲れてこれ以上歩けない&眠くて仕方がないので、駅前のカフェへ。
店員さんの対応が良い。
観光客らしきお客さんが次々と来ては出ていく。
スマホの充電もできた。
コーヒー代 €2.40(¥394)
12:00 出発
Warschauer Straße駅からU1の地下鉄へ。地下鉄といっても地上に出ているので電車っぽい。ここが始発駅。
券売機で切符を買う。クレジットカードが反応せず、現金払い。…が、切符が出てこない。
ちょうど来た電車の乗務員さんに相談すると「SOSの機械で問い合わせてみて」と言う。
SOSの機械で係員さんと通話。相手はドイツ語のみ。「お金を入れたけどチケットが出てこなかった」と翻訳アプリでドイツ語に訳したものを読み上げる。が、相手の返答がドイツ語で分からない…! 音声がガビガビなので翻訳アプリに音声入力もできない…!
英語の人に代わって「そっちに行くから待ってて」と言われる。
……。
…来ない。
お昼時なので仕方ないのかもしれない。
…よく考えたら、ドイツは改札機がないのでこのまま電車には乗れるはず。抜き打ちチェックに捕まったら経緯を説明すれば良い。係員さんも「そんなことでいちいちSOS呼ぶなよ、そのまま乗れよ〜!」と思っていたのかもしれない。
来た電車に乗る。
12:30 Wittenberg-platz駅 到着
きれいな駅。街の中心地らしい。
- ドイツでは日曜はほぼ全ての店が休み!! カフェすら閉まっている。Airbnbのホストが日曜も開いているスーパーを教えてくれた
- ショッピング街でユニクロ、無印良品を発見。服には困らなさそう
- ベルリン名物の「カリーブルスト」(カレー粉をまぶした焼きウィンナー)は駅前にスタンドがたくさんある
- 道が広い。人が少ない。店は大型チェーンが多い
- パリの方が個性的な店が多くて面白かった
12:40 チェックイン
ホストの両親があたたかく迎えてくれる。
スーツケースを失くしたと言うと、すごく同情された。
家の中の設備で、最初に説明されたのがコーヒーマシンの使い方。西欧人はなぜこうもコーヒーが好きなんだ。(紅茶文化のイギリスの異様さが際立つ。)
14:00 スーパーで買い物
体調がすぐれないので、今日は食材だけ買って寝ることにする。
ベルリン動物園駅にあるスーパーマーケット「HIT」へ。
行ってみると大混雑!
買ったもの
€21.06(¥3,453)
16:00 昼食
ソーセージの瓶詰めをさっそく使ってみる。
ソーセージ入りの出前一丁チキン味を食べて、就寝。
後厄度 ★★★★☆
歩いた歩数 12,595歩
(6日目に続く)
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MILESTOのスーツケース、気に入ってたのになぁ…。
- 4車輪
- 前ポケットあり(施錠もできるし、チャックで中にも繋がっている)
- 車輪ロック付き
- 機内持ち込み可能なサイズ
という、欲しい機能全部盛りだった…。
ベルリンについては、こちらのエッセイ漫画で予習しました!
エッセイ漫画の大家『ダーリンは外国人』にここでお世話になるとは。
他にもベルリン関連の本を読んで行ったので、また紹介します。
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北欧旅行記↓
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(近々、値上げするので今のうちにどうぞ…)