90歳を超えた祖母が、引っ越すことになった。
理由は、市営団地の取り壊し。
住人は1人残らず退去である。
55年暮らした家の、全てを捨てていかなければならない。
55年。私がまだ生きたことのない長さの人生が2LDKの昭和の団地に詰め込まれていて、それをひとつ残らず捨て、身一つになって残り何年あるか分からない人生を生きる祖母。
おそらく祖母に関するものは、この引っ越しでほとんどこの世界から消えてしまう。
いつかの誰かのために、できる限り残せるものを残しておきたい。
この記事は、行き場をなくしてこの世界から脱落してしまう祖母に関するものごとと、それに対してやり場のない私の感情の一時避難場所である。
(未完結。シリーズものになります。)
(本人や周囲の方のプライバシーにかかわるので、有料記事とさせていただきます。)
目次
この続きはcodocで購入