旅するトナカイ

旅行記エッセイ漫画

Paris Museum Passでパリの観光名所を14時間踏破 3日目【後厄パリ・ベルリン・コペンハーゲン旅行】

後厄・八方塞がりによるパリ・ベルリン・コペンハーゲン女ひとり旅

(前回はこちら

 

長文注意。目次置いときますね。

 

 

3日目 金曜日 パリ

4:30 目が覚める

洗濯物の乾きがイマイチなので試行錯誤。部屋のオイルヒーターの方がよく乾く。温度も25℃くらいなので、火事の心配もなし。ただし、部屋が蒸し蒸しに。

 

6:30 パン屋さんで朝食をゲット

昨日とは別のお店へ。窓磨きのおじいさんと朝の挨拶。

早朝からパンもケーキもたくさん

フランスではバゲットがサイズによって呼び名がある(覚えられない)

お菓子コーナーもある雑多さが『アメリ』みたい

€3.35(¥550)

パン屋さんのパンが異様に安く感じる

 

パン屋さんの個包装は、紙で包んで端を丸めただけなので持ち運びに注意。

 

朝食

ヌテラクレープ、文句なくうまい。冷めててもうまい

 

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さすがに多いからお昼に…と思って持ち上げたときのふっっっかふか感にやられた。羽毛布団のよう。食べざるを得ない。

ベリーミックスはヨーグルトに入れて量を消費。

 

宿に備え付けのティーパックの紅茶、アクが浮く…。ティーポットで淹れてカップに注ぎなおす前提なのかな…?

 

7:30 出発、メトロの駅へ

まずは定番の凱旋門を目指す。

 

鳥の声が清々しい

 

ゆうべ雨が降ったらしく、西洋版ジンチョウゲみたいな花の近くにカタツムリがたくさん歩いている。

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タツムリの足跡って点々なんだー! かわいい!!

 

フランスの信号は、点滅せずにすぐ赤になる。青の時間も短い。

どうやら「青の間に渡る」のではなく、青の間に渡り始めればあとはゆっくり渡り切って良いらしい。

歩行者信号が赤で待っていても、車が「おいおい、渡らないの…?」って感じでスピードを落として様子を伺ってくる。車が青でも常に歩行者優先。

そして車を待たせていても、みんな小走りにならない。

 

メトロの駅に到着。

パリ到着の日に利用した駅だった。初日はここからバスに乗ったけど、徒歩なら10分

 

乗車。停車のたびに、メトロのかわいい駅を撮影。

ベンチのデザインがそれぞれ違う。

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パリ北駅「Gare du Nord」で、電車「RER」B線に乗り換える。

ついでにトイレ休憩。

 

駅のトイレは、筒形のウェットティッシュみたいに取り出すトイレットペーパー。次の1枚が出てきてなくて、手持ちのポケットティッシュで対応した

トイレ代 €1(¥164)

 

B線から、さらにA線に乗り換え。RERはメトロと違って駅の間隔が長い。通勤時間なので混む。

 

「シャルルドゴール・エトワール駅」下車。

人の流れについて行くとメトロの乗り換え口に来てしまった。戻って出口を探す。

出口は必ず青色看板なので分かりやすい。何度か電車に乗っていると「出口」のフランス語表記「Sortie」が覚えられるように。

 

駅を出ると、そこはもう。

 

8:40 凱旋門

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ナポレオンが建設を命じたが工期が遅れに遅れ、けっきょくナポレオンの死後に完成。

この逸話を読んだ時は「やれやれ、フランス人は怠け者だなぁ〜」なんて思っていたけど、実際に見ると「これは遅れるよな…」ってくらい巨大。

ベンチに座っていたおばさんにシャッターを頼む。微妙そうにされたけど撮ってくれた。

 

放射状に伸びる道を渡って、いろんな角度から写真撮影。

バイクもかわいい



側面も彫刻がすごい

 

ドギャアアーーン



 

ここから、かの有名なシャンゼリゼ通り」へ。

歩道も車道も広すぎてあまりピンと来ない。表参道の方が「ぽさ」を感じる

開店前のカルティエ。シャッターの奥に巨大なシャンデリアが見える…

 

シャンゼリゼ通りにあるMONOPRIXを目指す。

昨日、宿の近くのMONOPRIXで理想のジーンズに出会い、色違いも買いたかったのだけどサイズがなかった。他の店舗に置いてないか…ということで、パリ市内に何店舗かあるMONOPRIXを捜査!

 

道中でシェアサイクルvelib'を発見したので、1日間購入。

普通自転車のみ €5(¥822)

支払いはデポジット込み €300(¥73,646)

 

今回は、IDが印字されたレシートが機械から印刷されてきた。助かる〜。

シャンゼリゼ通りは道が広い上に、ゆるい下り坂になっているので運転ラクラク

 

9:10 MONOPRIX 到着

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MONOPRIXの前に駐輪場があったので停めようとするも、velib'の車体のチェーンが短すぎる&壊れているせいで駐輪できず。

MONOPRIXのフリーWi-Fiに繋いで(フリーWi-FiがあるところもMONOPRIXは素晴らしいのよ…! 愛!)velib'ポートを探すと、次の交差点にあったのでそちらに返却。

 

しかし目的のジーンズは見つからず。

 

9:30 再出発、エッフェル塔

自転車を借り直し、エッフェル塔を目指す。

 

車が多くてハラハラ。

自転車専用レーンはあるけど、

 

歩道┃↓自転車┃↓車┃↑車┃↑自転車┃歩道

 

と並んでいる道もあれば、

 

歩道┃↓自転車↑┃↓車↑┃歩道

 

と、自転車レーンが道路の片方にまとまっているパターンもあるので、横断歩道を渡った先の自転車レーンを探しながら走るのがコツ。

 

9:45 エッフェル塔、到着

街路樹のせいで用をなさない映えスポット

エッフェル塔の近くのvelib'ポートは鳩のフンが激しい。

 

 

柵も塔の形になっていてかわいい



クルクルした装飾がすてき。電球(?)もかわいく見える



ゴンドラで登れるらしい

塔の麓は、南京錠のお土産売りとアンケートの人だらけ。『地球の歩き方』に「アンケートは詐欺」と買いてあったので英語が分からないふりをしてスルー。

 

 

エッフェル塔の近くにもMONOPRIXがあるので、ジーンズを探しに行く。

さっきの鳩のフンだらけのvelib'ポートに行くのが嫌なので、徒歩で向かう。登り坂&石畳だったので、徒歩で正解だった。

かわいい街並みのゾーンに来た。

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電気自動車の充電ポートもある

こちらのMONOPRIXにもジーンズはなし。

MONOPRIXの近くでvelib'を借りる。

借りてすぐに、赤信号で止まろうと思ったら…ブレーキがきかない! すぐに別の車体に乗り換え。(1日乗り放題にしていて良かった…。)

 

10:50 ナポレオンの墓&軍事博物館

地図を見るとナポレオンの墓があるというので来てみる。

 

まずは北側の、軍事博物館から。

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こちらも、ヴェルサイユ宮殿と同じく入り口で荷物の中身チェック。パリでは、どの博物館・美術館も荷物チェックがあるらしい。

こちらもPARIS MUSEUM PASSで入れる。

 

展示は「2つの世界大戦」コーナーと「古代の軍事」コーナーがある。

 

中学生の遠足の隙間を縫って「2つの世界大戦」コーナーを鑑賞。

その名の通り、第一次世界大戦第二次世界大戦の展示。

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第一次世界大戦で生まれた最悪の戦法・塹壕戦の悲惨さも伝える

兵士の服と共に見つかったペンギンのぬいぐるみ

ガスマスク

最後は日本の総力戦と、原爆、戦争終結

「焼け野原になった日本」と「日本降伏に湧くアメリカ」のコントラスト。向こうの「原爆は正しかった」という感覚って「WAR IS OVER」の喜びと地続きなのかも

 

映画『1918』を観ていたおかげで理解が進む。

何かを見る・知ることの楽しさって、今まで見てきたものと繋がって、意味が分かることだと思う。自分が今まで見てきたもの・知ってきたことが意味を持ち、人生が意味を持つ。

 

キツめの展示が普通にあるのも「外国」って感じ。中国人将校を「粛清」する写真や、顔が潰れた死者のデスマスクなど。(ホー・チ・ミンベトナム戦争博物館もかなり強めだった。)(個人的には賛成。)(広島の原爆博物館も改装前の方が個人的には良かったと思う。「戦争」の博物館って、「戦争」を体験した人のトラウマに、体験していない人が少しでも五感でアクセスすることに意義があると思うので。「戦争を、快適に」って大きな矛盾だと思う。)(なろうよ。嫌な気持ちに。)

 

「古代の兵器」コーナーは見つけられなかった。足も疲れてきたので、パス。

ナポレオンの墓へ。

 

地下&3階建の墓

大理石がすごい!

像もすごい!

教会もすごい!(各国の旗もすごい!)

日本のふつうの骨壷の1万倍くらい…? そのくらい影響力があったということか…

お墓の周りに、ナポレオンの主な戦勝歴を表す8体の女神像

 

天井には天国の絵。

まるで、ナポレオンを神々が迎え入れているようだ…。

 


www.youtube.com

 

ボナパルトって名前もかっこよすぎるしな。

 

出口が分からなくて、変なところから出てしまう。

 

12:00 すぐ隣にある「ロダン美術館」へ

『考える人』『地獄の門』で有名なロダン

お向かいの建物もかわいい

こちらもPARIS MUSEUM PASSで入場。入り口で荷物チェック。

 

有名な像たちがお出迎え。(さすがにレプリカなのかな…?)

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すでにヘトヘト&空腹なので、庭園のベンチでりんごとバゲット半分をかじる。

ベンチにゴミ箱、トイレもあって、ゆっくり過ごすのに良い庭園。こういう所で飲食OKというところに豊かさと余裕を感じる。

 

13:00 入館

手。手が良い

躍動感

ニュアンス

角度



 

  • ロダンすごすぎ
  • これを銅で作っているという意味がわからん
  • 石像で「瞳」を表現するために、瞳の部分は穴を開けている。すると瞳の中が暗くなって、本当に目がついているみたい
  • 絵も上手い。風景画も上手い。印象派っぽい

 

先に言ってしまいますが、パリ全体で一番良かったのがこのロダン美術館です。旅全体で見ても2位にランクイン。

まったく予備知識なく行ったので、期待値ゼロからの跳ね上がりが大きかった。

 

ロダンの像には、あらゆる「力」、欲望や感情、愛、恐れ、絶望、悲しみ、そういったものから生まれる躍動、重み、流れ、浮遊感など、「人間の生命力」というものの可能性、つまり人間そのものが待つ可能性を信じ、表現しようとする「祈り」のようなものを感じました。

 

キッズコーナーに「きみもやってみよう!」的なお絵描きツールが置いてあるのも良い。

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お土産のポストカードを購入 €7.20(¥1,178)

 

13:30 出発

自転車でルーヴル美術館の横を通る。

さらに2軒MOMOPRIXを回るが、ジーンズは見つからず。前シーズンの商品なのかも…?

 

14:30 クロワッサンの店に到着

ショート動画で話題の「CEDRIC GROLET OPERA」。


www.youtube.com

 

このコロッコロのクロワッサンが食べてみたかった(このために他のパン屋でクロワッサンには手を出していなかった)。

が、すごい行列。テーマパーク並みに待つらしい。

諦めて、オルセー美術館へ向かう。

 

途中、セーヌ川を渡る橋が歩行者天国になっていて自転車は渡れず、ルーヴル通りへ回り道。

 

14:50 オルセー美術館に到着

セーヌ川沿いの目につきやすいvelib'ポートは満車で停められず。美術館の裏にもポートがあり、こちらは余裕。(SIMが繋がらないので、あらかじめ宿で美術館周辺のポートの位置を写真に撮っていて良かった!)

 

オルセー美術館は予約不要だけど当日券は大行列。(パスを持っているので優先的に入れる。)

入り口の回転扉、「一度に3人まで」と扉に書いてあるのに6人くらい詰めかけるので、センサーが反応してすぐ止まる。(これのせいで行列してるのでは…。)

 

オルセー駅の駅舎を改装した美術館で、建物から美しい!

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大混雑だったら嫌だなぁ…と思っていたけど、ゆったりベンチに座れるくらいの混み具合で快適。というかベンチがめちゃくちゃ多い。

駅舎の天井の高さも相まって、まるで「美術品に囲まれた公園」

展示は1階、2階、5階の3フロアのみで、かつ2階の半分は改装中だった。歩くの大変なのでありがたい…!

細かく部屋が区切られていて、それぞれの部屋に1つ「これ知ってる!」があるので楽しい。

 

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個人的に好きだった絵

構図がかっこいい

シャイニング…

男鹿和雄

雪舟

ファンタジー

アニメ塗り…

これでいいのか、絵って…
異国へのロマン

 

1階には、アフリカの様子を描いた絵画コーナーがあった。当時アフリカに旅した人たちが、物珍しい現地の文化を西洋に伝えるために描き記したのだろう。

最近、私はナミビア砂漠のYouTubeライブ配信をよく見ているので「アフリカの砂漠の様子を自宅で見たい」という我々の欲求は何百年経っても変わらないらしい。


www.youtube.com

 

2階には像もたくさんあったけど、ロダンを見た後なので食傷気味。

 

16:00 休憩

美術館のインフォメーション前のベンチに充電用コンセントがついていたので、少しチャージ。

お土産のハガキは、定番の絵が多すぎて逆に「日本でも買えそう…」となってしまい、1枚だけ購入。

 

ポストカード €2.80(¥458)

 

16:40 出発

自転車でユダヤ歴史博物館へ。

観光の候補ではなかったけど、PARIS MUSEUM PASSの「要予約」リストに入っていたので、「予約しなきゃいけないほど人気な場所なのかな?」と思い、16:30の枠を予約していた。

17:00までには着かないといけないので、急いで向かう。

 

セーヌ川沿いに走り、ノートルダム大聖堂の前を通るルート。

ヘトヘトでお腹が空いたので、ユダヤ美術館に着いてからおやつのチョコビスケットをつまむ。セドリックでクロワッサンを食べられなかったので、まともなお昼ごはんを食べていない。

ピカピカでセレブ感溢れるルーヴル通りに比べて、ユダヤ美術館の周りは新しい若い人向けな店が多い。そのぶん治安も一段落ちる。

 

16:50 ユダヤ歴史博物館

予約が必要だったとは思えないくらい閑散としている。

裏道にひっそりと現れた門がうら淋しい…。(狭い裏道が混むと困るから要予約なのかも。)

 

あとあと調べると、ヨーロッパ各国に「ユダヤ歴史博物館」があるらしい(のちに行く、ベルリンの博物館はそれはそれは立派なものだった)。おそらく第二次世界大戦ユダヤ人虐殺で被害者を出した国々で、戦後にユダヤへの理解を深めるために建てられたのだろう。(「ユダヤ人虐殺」というとドイツとポーランドの印象が強いが、ほとんどのヨーロッパの国で迫害は行われていた。)(…という話もベルリンの博物館で知った。)

 

…にしてもここは「作っとかなきゃ」感が否めない…。まぁ私もパリに「ユダヤ人虐殺」のイメージはなかったから、そりゃそうなるか。

 

展示内容は、主に「ユダヤ教」について。世界各地から集めた宗教画や教会の装飾など。



金ピカぁ〜宝石ぃ〜

レイアウトがかっこいい。現代の新聞に通ずるものを感じる
ユダヤ人アーティストによる、ユダヤの暮らしを描いたタペストリ

 

第二次大戦以降の歴史のせいで「ユダヤ=弱者」のイメージがついてしまったけど、もっと長い尺度で見れば、キリスト教がこれだけ席巻する前はユダヤ教が強強の強(つよつよのつよ)だったわけで、世界王者宗教が盛者必衰の理により今はチャンピオンベルトを明け渡しただけなのかも。そう思うと、この先はどうなるか分からない。

キリスト教の清貧を重んじるような教義も「メジャーで売れる前のインディー精神、忘れんなよ」のノリと通ずるものを感じるので、キリスト教キリスト教で「布教しまくって超メジャーになりたい気持ち」と「カルト扱いされていた頃のあの気持ち」とのせめぎ合いがありそう。

 

フィンランドキリスト教ルーテル派のミサに参加してからキリスト教を身近に感じるようになったので、ユダヤ教についても、教会(シナゴーク)を見学したりしたら見方が変わるかも。独特な風習(割礼とか)も、日本の地方で残っている風習と似たような感じがするし。

 

閉館間際だったので、15分ほどで鑑賞。

 

17:10 すぐ隣にあるポンピドゥー・センターへ

カルチャーコンプレックス「ポンピドゥー・センター」

建物の前の広場はみんな座って思い思いに過ごす

近くで見ると、不思議なデザイン! 当時の人は驚いたに違いない。どう見ても、建設中の足場そのままなんだから。

 

入り口が色分けされているのがかわいい

5会場で常設展・特別展がある。シネマも

チューブ型のエスカレーター。日差し100%、換気0%なのであっっつい!!!

 

そういえば今日は一日中、快晴だったな。観光日和。

 

PARIS MUSEUM PASSで常設展のみ入場可能。

 

常設展でもすごいボリューム。

碁盤の目のように部屋が並んでいるので、どの部屋に入っても「あっちまだ見てない!」となる、面白いレイアウト。

部屋が多すぎるので廊下部分の展示は飛ばして鑑賞。

 

キュレーションが面白い

ピカソ
デュシャン部屋

日本人作家の作品も。Shinichi Sawada

テラスからの絶景!

パリの全ての名所を一望できる

 

18:00 充電

展示ゾーンの中に充電コーナーを発見したので、スマホをチャージ。

ノートを書きながら休憩。

 

18:45 充電が50%まで貯まったので出発

ルーヴル美術館を20:00に予約してあるので、それまでどうしようかと考えていると、パリ植物園が20:00まで開いている! ちょうどいい!

 

19:20 パリ植物園 到着

ロゴがかわいい〜


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門のすぐ前にvelib'ポートがあって助かる。

ポピー、チューリップ、八重桜、スイセンが見頃。

運動する人、読書する人、レポートを書く人、観光客など。

こんな公園が家の近くにあったら生活が充実するだろうなぁ…。

温室が名物らしいが、もう閉まっていた。(16時まで! 早い!)

 

 

 

19:50 再出発

閉園時間も迫っているので、退場。ルーヴル美術館へ向かう。

ここのvelib'ポートの自転車はちょっと荒れ気味。きれいな自転車を選んで借りる。

セーヌ川沿いに走る。自転車レーンが広くて走りやすい! 現地の人と同じくらいのスピードを出せるようになった。

ルーヴル美術館の近くのポートは満車だったので、またオルセー美術館の裏のポートに。少し歩くけど、常に空きがあって穴場。

 

ルーヴル美術館に向かう途中、妹が働いている店の系列店を発見

オルセーからルーヴルに向かう道も気持ち良い

何かのアート作品

レンガの柄もかわいい!
20:15 ルーヴル美術館 到着

「ルーヴル・ピラミッド」を見るとやっぱアガる

 

ヴェルサイユ宮殿然り、有名観光地の前の広場では水とかお土産を売る露天商がいるのだが、ここではペットボトルの水が€1で売っていた。良心的。

ロッカールームがすでに広い!

案内の表示が分かりやすい

 

私も絵描きの端くれ、『モナ・リザ』『ミロのヴィーナス』など定番の名作だけじゃなくマイナー作品もしっかり味わって通ぶるぞ〜! と思って臨んだのだが。

 

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絵が多すぎ。

 

 

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大きすぎ!

 

 

 

うんざり!!!

 

 

もう分かった! 分かった分かった! 分かったから!! うんすごいすごいすごい!! すごいのは分かった!! そうだねすごいねこんな名画がたくさんあってさすがだね!!! ちょっと静かにしてくれるかな!!!

 

 

って感じ。

 

 

  • 宗教画がどれも似たり寄ったり
  • とにかく巨大な絵が多い
  • そしてその巨大な絵が壁一面にたーーーーっくさん並んでいる
  • たぶんこの絵1枚だけで充分「すごい…!」ってなるような力作なのに、わんこそばのように出てくる
  • わんこそばは一口サイズだからパクパクいけるのであって、こんな家系ラーメン全部増し増しみたいな絵をわんこそばのテンポで出されても凡人には無理、白田連れてきて

 

ということで通ぶるのは早々に諦めて有名作品を探す。

 

 

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あれは…

 


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ニケ様!!!

 


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かっこいい!! 美しい!!

 


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キャーーーニケ様ーーーっ!!!

 

 

完全に推せる。

 

サモトラケのニケギリシャサモトラケ島で発見された勝利の女神「ニケ」(NIKEの元ネタでお馴染み)の像。空から船のへさきに降り立った姿



 

荒波で濡れているような、海風を受けて体に張り付くような服の表現がすごい。

これを発見した人はさぞ驚いたことだろう。

 

 

続いて。

 

モナ・リザ


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記念撮影スポットと化していて、全く「鑑賞」と呼べるような体験ではない。それも含めて「そこまでか…?」って感じ。

 

 

ミロの『ヴィーナス』



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ふーむ。

 

 

生で見たかったドラクロワ民衆を導く自由の女神」は見れなくて残念

 

王宮コーナーで王室のキラキラ品を見る。

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台湾の故宮博物館を思い出すけど、故宮の方が感動があったなぁ。素朴な陶器に宿る美を発見する楽しさがあった。こっちのは宝石や金銀でキラキラなので、そりゃぁ美しいよね、って感じ。

 

その他、好きだった作品

森でまったり

まるでロードオブザリングその名も『パンデモニウム

ぷりっ ふかっ

人間の像ばかりなのでたまに動物が出てきてくれると癒される

 

以上です。

 

模写をするグループ

色紙に色鉛筆で描いているのがかっこよかった。ヨーロッパの美術館はどこもこの貸し出し椅子があるのが良い。次世代のアーティスト育成に積極的な感じで。

こういうのがしたかったんだよ、本当は…。

 

21:15に閉館15分前の館内放送。退出。

 

21:30 メトロへ向かう

ルーヴル美術館から地下通路が伸びている。ショッピング街になっていて、お土産ホイホイ。

 

地上の方が景色を楽しめたので、来る時は地上から来て良かった。

 

このままメトロに直結してるのかな…と思いきや、変なところで放出される。

人の流れに着いて行き駅を目指す。

このメトロ入り口には券売機がなかったので別の入り口を探す

広場にある入り口で券売機発見

 

ホームで座って電車を待つ。へとへと&喉も渇いた。飴で凌ぐ。

 

立ったまま寝れるくらい眠い

 

メトロを降りて、地図を頼りに宿へ。暗いので、なるべく街灯のある道を行く。

静かな住宅街なので安全に帰れた。

 

23:00 帰宅

シャワー、洗濯。

 

夕飯

  • マッシュルームのステーキ
  • インゲンのミルク煮
  • ベリーミックス&ヨーグルト
  • オレンジジュース
  • 白ワイン

明日チェックアウトなので、食材を片付けていく。

 

洗濯を干してから寝るつもりが、洗い上がるまでに寝落ち。(目覚ましをかけておいて良かった。)

 

歩いた歩数 36,302歩

後厄度 ★☆☆☆☆

 

番外編に続く

 

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