旅するトナカイ

旅行記エッセイ漫画

【映画】ダイ・ハードはバカばっかだった話

年始に、いわゆるショッピングモールに行きますと、すごい人ですね。みんな家でゆっくり過ごす正月というものに飽きているのか、服屋も無印もカフェも人、人、人。 そんな中でただ一箇所だけ、雑踏の中のオアシスのごとくひっそりとたたずんでいたお店が、そ…

【小説】反乱のボヤージュ

先日、京都を歩いていたらすごい建物に出会った。 柵の塀が高くて、その奥に横長の古い建物が見えていて、アパートのようなんだけど、廊下に服が吊るされたり私物が乱雑に置かれたりしていて、何かの施設にしてはセキュリティが甘々だなぁ…と ドキドキしなが…

【社会学#13】安保法案まわり、逆に見てみた。

安保法案がホットだ。 私は今回の安保法案はどちらかといえば反対派で、なぜかというとなるべく搾取や殺人は許されて欲しくない、と素朴に思うからだ。 こんなに反対派が声を上げているのに法案が衆議院を通ってしまう民主主義って、なんだかおかしいと思う…

【書籍】最近面白かった「社会」の本

「社会」のことを語る本を、ゆっくりとですがいくつか読んでいます。 この半期くらいで面白かったものをいくつかご紹介。 社会を変えるには (講談社現代新書) 作者: 小熊英二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/08/17 メディア: 新書 購入: 8人 クリック…

【社会学#12】名詞>ここは俺が!

父親はテレビに小言を言うタイプのオヤジだった。おバカタレントがもてはやされた時分はそれはもう大変で、たぶん日頃のストレスも多い年頃だったんだとも思うけれども、「日本語がおかしい」「そんなことも知らないのか」とずっとぶつぶつ言っていた。そん…

【社会学#11】イイネ系民主主義

いち20代の若者とかろうじて分類される者として、やはり今の日本はヤバいと思う。文化にしろ、雇用にしろ、政治や外交にしろ、てんでばらばらの思惑が渦巻いて混沌としてると思う。戦争は嫌だと思う。何か変えていかないとそのうち立ち行かなくなる、という…

【社会学#10】愛されないほど独裁者になれる

私は世界大戦というものを生々しい実感をもって知ってはいないけれど、 どうやら日本が戦争というものに向かっているらしい危機感は、肌で感じている。 しかし不思議だ。 ネットではこんなにも反戦や護憲の声が溢れ返っているのに、どうしてそれでも戦争に向…

【映画】チャッピー

別の映画で予告編を見て、社会派っぽかったので。 「第9地区」の監督による、正統派SF映画。 チャッピー / CHAPPiE 予告編 - YouTube 人工知能が発達して、ロボットが人間と同じように感情を持ち、成長し、誰かを愛し、「生きたい」と望むようになったら? …

【社会学#9】結婚式の魔力

個人的なことだが、このところ周囲が結婚ラッシュである。 結婚とはなんとまぁけったいな制度である。 何億人という人の中からたった1人をこれと決めて、やれ婚姻だ挙式だと通過儀礼を積み重ね、また周囲も知り合いとはいえ赤の他人のごく個人的なライフイベ…

【社会学#8】別れることについて

哲学者の串田孫一の本をいま読んでいて、まだ途中だけど 面白い発見があったので読み終わる前にメモ。 考えることについて (徳間文庫カレッジ) 作者: 串田孫一 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/05/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る こ…